子ども英会話講師の採用面接の内容を公開!

「面接ではどんなことを聞かれるの?」
「どんな人が採用されるの?」
子ども英会話講師として働きたいけれど、こんな疑問をもっていませんか?実は、英語力だけではなく、面接ではその他に重視されるポイントがあるます。
本記事では、子ども英会話講師18年目の私が採用されるときに行われた面接内容を公開します。
実際の英会話スクールの採用面接で出された質問例や、合格のポイントとなったやりとりを詳しく紹介します。また、どのような人材がスクールから求められているのか、その採用基準についても徹底解説します。
これから子ども英会話講師に挑戦したい方や、転職を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。そのリアルな面接内容と合格のヒケツは、次のセクションでご紹介します。
- 子ども英会話講師の採用基準
- 実際に行われた面接の内容
- 実体験からの採用されやすい人の特徴
子ども英会話講師の採用基準

まず初めに知っておきたいポイントが、子ども英会話講師の採用基準でしょう。これはスクールによっても違いがありますが、一般的に多い基準を紹介します。
年齢層は幅広く女性が多く採用されている
子ども英会話講師という職業の最も大きな特徴が、幅広い年齢層の女性が新規採用されているというでしょう。
近年の求人票では年齢は公開されていませんが、実際に私の所属する会社の様子では、20代〜50代までと幅広い年齢の方が働いています。
この年代は子どもに好かれる年齢層で、子ども英会話講師は何歳からでもチャレンジできる職種なのです。
また出産、産休と経て職場復帰したり、子育てを終えて新規採用される講師もいるため、女性にとって人生単位で働きやすい職場となります。
実際に子ども英会話講師となり、私も18年目を迎えましたが、ライフステージが変わる中でも、気まずい思いをすることはありませんでした。
子ども英会話講師に関する資格保持者は積極的採用

※実際にスクールが採用している大手企業アルクが出版している参考書
子ども英会話講師に関する資格保持者は積極的採用されています。また企業が信頼できる会社が発行している資格となると、さらに採用率は高くなります。
企業からの視点で信頼がおける資格とは、アルクから発行されている児童英語講師資格や、J-SHINE(小学校英語指導者)です。
アルクとは、日本を代表する語学教育出版社で、特に英語教材や通信講座、オンライン学習サービスなどを行っている有名な企業です。
実際に企業のためにアルクが教材を共同開発したり、アルクの書籍を採用しているスクールも多くあります。
またJ-SHINE(小学校英語指導者)は、入社後にも資格手当を与えているスクールもあります。
子ども英会話講師になるためには、英語力以外の資格は必要ありませんが、企業にとって安心できる会社の資格を持っていれば、積極的に採用されるでしょう。
アルクから発行されている児童英語講師資格や、J-SHINE(小学校英語指導者)については、こちらの記事で詳しく、解説されています。

英検2級、TOEIC550点~775点以上の英語力が求められる
子ども英会話講師に必要な英語力ですが、一般的には英検2級、TOEIC550点~775点以上の英語力となっています。
この英語力は子どもに英語を教えるだけではなく、講師のレベルアップのための勉強、またスクールによっては外国人講師とコミュケーションを取るためです。
またこの2つのテストの違いは英語力を示す有効期間です。
英検2級は一度合格すれば生涯有効ですが、2年を過ぎてもスコアが無効になるわけではありませんが、TOEICは公式認定証の再発行に2年間の期限があります。
これから英語力を磨くのであれば、個人的には1度で合格できる英検2級の取得をおすすめしますよ。

実際にスクールから合格となった面接の様子を公開

「子ども英会話講師の面接って、どんなことをしているの?」
ここが気になる人が多いと思います。
今回は私が実際に行われた面接について紹介しますので、みなさんの今後の面接のイメージに役立ててくださいね。
日本人面接官によるインタビューテスト

子ども英会話講師になろうと思ったきっかけを教えて下さい

私自身が英語を話せるようになって人生が変わったため、子どもたちに英語を教えることで、そのきっかけになりたかったからです。

弊社への志望動機を教えていただけますか?

外国人講師と日本人講師が一緒に教えるという御社のシステムに魅力を感じました。
発音や文化は外国人講師から学び、子どもだからこその不安やサポートには日本人講師が必要だと思ったからです。
まず始めに行われたのが、役職者による日本語での面接です。
内容については従来の面接と変わらず、人柄を見られているのだろうと感じました。私の場合は女性のマネージャーでした。
子ども英会話講師は女性が多い職場になるので、女性が担当者になることも多くなるかもしれません。
外国人による簡単なインタビューテストと英語の筆記テスト

May I have your name?

My name is Megumi. Nice to meet you.

Have you ever been to foreign countries?

Yes, I’ve been to Australia.
次に行われたのが、外国人講師によるインタビューです。ここでは、役職者による一次面接は終えているため、雰囲気も自然で、内容も日常会話が多かったです。
このインタビューテストでは、外国人との意思疎通ができるか、コミュニケーションがとれるかを見られていると思いました。雰囲気は英会話スクールのレベルチェックテストのようなイメージが近いです。
その後、英検2級程度の筆記試験もありました。面接合格後も実際のスコアを教えてもらうことはないため、何点かはわかりませんが、少し難しかった印象を受けましたが合格しました。
採用後に他の講師とも、筆記テストについても話してみましたが、どうやら明確な合格ラインはわかりませんでした。やはり面接など総合点で合否を決めているようです。
簡単なデモレッスンをみて、その場でレッスンをする

今から簡単なデモレッスンを見せますので、真似してやってみてくださいね。まずは生徒役として受けてみてください。

はい、わかりました

トピックはお天気で、5歳児を対象にしたデモレッスンです。

児童英語の資格試験、見たことある内容だな。
最終試験として行われたのが、簡単なデモレッスンを実施するテストでした。
ここでは簡単な面接の後、現役講師から7分ほどのデモレッスンを見せてもらい、同じことをやって見せるというテストです。
幼児が対象なので英語の内容は難しくなく、カードを使ったリピートや簡単なゲームを行いました。完璧にできることを望まれているといるより、素直な学ぶ姿勢を見られていました。
私は面接の前に児童英語に関する資格を取得していたため、スムーズにできました。もし止まってしまっても、教えてくれるので落ち着いてやれば大丈夫だと思います。
この3つの段階を経て、無事に合格し、子ども英会話講師として入社して、今に至ります。

子ども英会話講師はこんな人材が選ばれる


講師として採用されやすい人の特徴ってあるのかな….

あります!
講師採用の面接官もやっていた私がズバリお答えします!
最後に紹介するのが、子ども英会話講師として採用される人材の特徴です。
実は私は途中から新人講師の採用面接も行っていました。そのときに、実際に話し合われていた内容をもとに、子ども英会話講師として採用される人材の特徴を紹介します。
英会話講師というと英語力が高い人が採用されやすいイメージされる方が多いかもしれませんが、そうではありません。
子ども英会話についての資格を持っている人
まず採用されやすい人は、アルクから発行されている児童英語講師資格や、J-SHINE(小学校英語指導者)などの、資格保持している人です。
このような資格を持っている人は、レッスンをするための基礎知識を持っているため、即戦力になります。また面接官としては、やる気も感じることもできます。
面接官をしているときは履歴書に書かれている資格内容について、どのような資格が理解できるので、資格団体まで見ています。もし資格を取得するのであれば、大手企業の資格を取得されることをオススメします。
レッスンをすることは未経験でも大丈夫です。まず資格を保持している人は、採用されやすくなります。
コミュニケーション能力が高い人
またコミュニケーション能力が高い人も採用されやすくなります。
その理由は、保護者や子どもへの対応がうまくできるという印象を与えることはできるからです。そのような人は新規も生徒も獲得しやすく、悩みを解決できるので退会も減らすことに繋がるので、企業としては採用したいのです。
面接官をしていたときは、職務経歴、話をすることで判断していました。面接後に他の面接官と印象を話しって、合否を出していました。
素直に学び行動できる人
企業として伸びしろがある人材は、採用したくなる人材です。
面接を合格すると、その後レッスンのための研修を行い、生徒にレッスンができるように育てていきます。そのときに、その研修を習得していけるかを見ているからです。
経験よりも、素直に学べる人が、採用後に成長していける人材です。レッスンをするための研修は会社が用意しているため、企業が経験よりも素直さを重視している理由です。
まとめ
子ども英会話講師の採用面接は、英語力だけではなく、子どもへの対応力や人間性も大きく評価されます。
実際の面接では、臨機応変なコミュニケーション能力や、明るく親しみやすい雰囲気が重要視される傾向にありました。
合格者の特徴として、資格の取得、子どもと信頼関係を築ける力や、積極的に工夫してレッスンを盛り上げる前向きな姿勢が挙げられます。
教える技術に加え、柔軟な発想やチャレンジ精神が求められる仕事といえるでしょう。
採用を目指す方は、ご自身の人柄や子どもとの関わり方を改めて見つめ直し、より魅力的な講師像を目指すことが合格への近道となります。

子ども英会話講師は、やりがいのある楽しい仕事ですよ。応援しています!