【最新版】英検準1級をギリギリ合格できるラインを英会話講師が分析!

「英検準1級の合格ラインは、何点なの?」
「実際に英検準1級を合格した人のスコアはどうなってるの?」
合格ラインがどこにあるのかを知ることは、受験対策において非常に重要なポイントです。英検準1級の一次試験にギリギリ合格するためには、どの程度のスコアが必要なのか気になる方も多いでしょう。
また英検問題は2024年度第1回より、出題にリニューアルあり問題数が変更されましたが、この記事では変更後の試験問題のスコアから分析しています。
そこで今回、英会話講師が実際に合格したスコアをもとに詳細に分析しました。合格のために何が必要なのか、どのスキルを強化すれば良いのか、そのヒントをお届けします。
さらに、最短かつ効果的にスコアアップを狙うための英検対策に優れた個別指導の魅力についても触れています。合格を目指す方は必見の内容です。
本文では、具体的なスコア分析や、スコアアップのための実践的な対策を詳しく解説します。次に続く本文をお楽しみに!
※なお、英検の申し込み方法について知りたい場合は、こちらの記事を参考にしてくださいね。英検の申し込み方法を、わかりやすく解説しています。

- 英検準1級、一次試験を合格するためのスコア
- 英検準1級を合格した人のスコアの詳細
- スコアアップを狙うための対策
- 出題問題の変更点
英検準ー級の一次試験の合格ラインはここだ!

英検準ー級の一次試験の合格スコアは1792点
英検準1級の一次試験の合格ラインは、1792点です。これは英検(実用英語検定)から公式に発表されている数字です。
一次試験の技能であるリーディング、リスニング、ライディングの3つで、平均597点以上を取れれば合格となります。
これを合格するための、正答率に置き換えてみましょう。
準1級は、正答率7割ほどで合格
この正答率は、公式に発表されている数字です。確実に準一級の合格を狙うのであれば、正答率8割ほどは、正解しておきたいところです。

本番は環境が違うことや、緊張により、いつもの力が発揮できないときがあります。
その点も考慮すると、8割ほどの正答を目指しましょう。
ライディングが0点でも、英検準1級は合格できるのか
「苦手な技能がもし0点だった場合、合格できるのか?」
ライティング問題が苦手は人は、一度はこのような疑問をもったことがあるでしょう。その答えは、残念ながら合格することはできません。

2015年までは素点ベースで合格を決定していたため、もしライディングが0点でも他の問題で合格点を超えていれば、合格となっていました。
しかし、2016年以降はCSEスコアベースに変更され、各技能均等にスコアが配分されることになりました。
これにより、ライディングで0点をとってしまうと、リーディングとリスニングで満点をとっても合計点が1500点となり、合格ラインである1792点を下回るため不合格となるのです。
英検準1級は何問正解すれば合格できるのか

英検準1級の合格スコアが1792点であることはわかったものの、実際に合格した問題数がもっとも気になるところでしょう。
ここでは、英検準1級をギリギリ合格した人の正解数を分析してみましょう。
実際の合格者の結果を見てみると、3技能合計で正答率は7割あると、英検バント+2以上で余裕をもって合格することができるようです。
- リーディング 12/31問 正答率39%
- リスニング 15/29問 正答率52%
- ライティング 24/32点 正答率75%
合計スコア 1811/2250 合格 英検バンド+1

- リーディング 23/31問 正答率74%
- リスニング 20/29問 正答率68%
- ライティング 20/32点 正答率72%
合計スコア 1839/2250 合格 英検バンド+2

- リーディング 28/31問 正答率90%
- リスニング 22/29問 正答率76%
- ライティング 20/32点 正答率75%
合計スコア 1888/2250 合格 英検バンド+3

実際に合格した英検準1級一次試験のスコアを分析

合格者4人の結果を分析すると得意な技能でスコアを上げている
ここで実際に2024年第3回で英検準1級を合格された4人の、スコアの詳細を見てみましょう。得意な技能でスコアを上げていることが、よくわかります。








リーディング、リスニング、ライディングが、正答率7割以上を下回ったとしても、得意な技能でカバーできれば合格できます。
より確実に合格するのであれば、正答率8割が必要なので、4技能バランスよく勉強することで、大幅な苦手な技能を防ぎ、得意を活かすことができます。
英検準1級のスコアアップに向けた3つの対策

英検準1級の合格者のスコアの詳細を分析したうえで、スコアアップ対策を解説します。
- 得意の技能で高得点を狙う
- ライディング問題は高得点を取りやすい
- リスニング問題が苦手なら強化する
得意の技能で高得点を狙う
英検準1級の一次試験の合格は、リスニング、リーディング、ライディングの3技能の合計で決まります。
得意な技能では3つの平均点となる、597点以上を目指しましょう。
正答率では、8〜9割以上の正解を取ることで、他の技能をカバーすることができますよ。
ライディング問題は高得点を取りやすい
ライディング問題で高得点を取りやすい理由は、採点基準が明確だからです。
- 内容(Content) → 問題のトピックから適切に書かれているか
- 構成(Organization) → 文章の構成や流れが論理的であるか
- 語彙(Vocabulary) → 課題に相応しい語彙を正しく使えているか
- 文法(Grammar) →様々な文法を正しく使えているか
このようにライティングの採点基準は決まっているため、「テンプレートを覚えて、英語を当てはめる」など、英検対策をたてやすく、高得点を狙いやすくなります。
リスニング問題が苦手なら強化する

リスニングが苦手なんだけど、どうしよう…

正しい勉強法で、スコアを伸ばすことができますよ
リスニングも強化することを習慣化することで、上げていくことができます。そのためのオススメの習慣を紹介します。
- スキマ時間に英語を聞いて耐性をあげる
- 英語の音声を流しながら、マネして発音する
- 音声で聞いている英語を書き取って覚える
リスニングが苦手な理由は、語彙力不足、音のつながりが聞き取れない、内容を理解することが難しいなどがあります。
これらの補うための勉強を習慣化することで、リスニング力をあげることができますよ。
最短でスコアアップを狙うなら個別指導の英検対策がおすすめ

最短のスコアアップには、英検対策に優れた個別指導がおすすめです。今の時代は、時間が自由に選べるオンラインでの英検対策が人気です。
優れた英検対策の個別指導は、このような人に向いています。
- 短時間で英検準1級に合格したい人
- 過去に何度も不合格になっている人
- 苦手分野を徹底的に克服したい人
- 合格に向けた学習プランを立ててほしい人
- 独学だとモチベーションが続かない人
最短でスコアアップするための英検対策に優れたオンライン英会話スクールは、ワールドトークです。
ワールドトークは、英検取得している日本人講師がメインで、英検1級、英検準1級合格している講師が多く在籍しているので、英検対策に非常に定評があるオンラインスクールです。
料金も月々3,300円からとリーズナブルでありながら、英検準1級の合格者も多く輩出しています。最短でスコアアップしたい人は、無料体験を受けてみるといいでしょう。


2024年に英検準1級の問題をリニューアル

2024年に英検問題はリニューアルされており、準1級も変更の対象となりました。ここでは、具体的な変更点を紹介します。
リーディング問題は41問→31問に減少
準1級のリーディング問題は、こちらの2つのパートから 10問も削除されました。
- 大問1:短文の語句空所補充
→7問削除(単語問題) - 大問3:長文の内容一致選択
→3問削除(設問No. 32-34)
- 語彙(単語補充)
- イディオム・熟語
- 文法(前置詞)
- コロケーション(自然な単語の組み合わせ)

リーディング問題が苦手だった人には、嬉しいニュースです
2024年に7問が減らされた、英検準1級のリーディング問題の大問1 の問題には、このような内容が含まれます。問題例とともに見てみましょう。
- 語彙(単語補充)
The company decided to ______ its production due to the increasing demand for its products.
(A) reduce
(B) expand
(C) delay
(D) ignore
正解: (B) expand
- イディオム・熟語
She was so nervous before her presentation, but her teacher told her to ______ and do her best.
(A) break the ice
(B) pull herself together
(C) take it for granted
(D) let the cat out of the bag
正解: (B) pull herself together
- 文法(前置詞)
He is known ______ his contributions to environmental protection.
(A) by
(B) for
(C) with
(D) at
正解: (B) for
- コロケーション(自然な単語の組み合わせ)
The scientist made a remarkable ______ in cancer research.
(A) discovery
(B) invention
(C) suggestion
(D) complaint
正解: (A) discovery
これらが含まれる大問1から7問、大問3:長文の内容一致選択から3問が削除されています。
ライディング問題は1題→2題に増加
リーディング問題が減らされた一方で、増加した問題がライディング問題です。
英検準1級のライティングでは、社会的な問題や時事問題について自分の意見を論理的に述べることが求められます。以下は、実際の試験に近い問題例です。
- 英作文問題の出題を1題から2題に増加
- 「意見論述」の出題に加え、「要約」問題を出題
ライディング問題は1題から2題に増え、「要約」問題が増えました。
英検準1級のライティングでは、社会的な問題や時事問題について自分の意見を論理的に述べることが求められています。
- 準1級 ライディング問題例
下記のトピックについて、エッセイを書いてください。
また根拠を裏付けるため、下記の2つのポイントを使い、120〜150語の長さで書いてください。
- TOPIC
“Do you think governments should do more to reduce plastic waste?”
- POINT
Environmental Protection
Effectiveness of Regulations
Economic Impact
Individual Responsibility
4技能をバランスよく伸ばすため、各技能均等にスコアが配分されることになり、ライティング問題もより合否に影響するようになりました。
英検準1級の合格に向け、ライティングの対策もおこなっていきましょう。
英会話講師の分析によるまとめ
英検準1級合格への道のりは、計画的な学習と的確な対策が鍵となります。そしてその合格ラインは1792点で、およそ8割の問題を正解すれば、合格できることがわかりました。
一次試験の合格ラインを理解し、自身のスコアを分析することで、効率的な学習計画を立てることが可能です。
合格者のスコアを参考にしつつ、正しい対策を取り入れることでスコアアップを目指しましょう。
特に個別指導は、短期間でのスコア向上に有効でワールドトークがおすすめのスクールでした。勉強法は総合的なアプローチを通じて、目標達成に近づけるでしょう。
準1級取得は新たな可能性と自信をもたらす大きなステップです。
今後の学習に向けてモチベーションを高め、実施計画を具体化することが、最終的な成功へと繋がっていくでしょう。

英検準1級の合格を、応援しています!